2011年11月3日木曜日

二番打者論

 昨シーズン、今シーズンと、タイガースの2番打者は平野が務めた。
2010年シーズンが打率350 出塁率399 犠打59 併殺打2 得点圏打率343
2011年シーズンは打率295 出塁率341 犠打34 併殺打6 得点圏打率322数字だけを見ると申し分なく、犠打が下手と言われるものの数字上は及第点だろう。
10年度はゴールデングラブ賞にも輝き、守備面での貢献も大きかった。11年シーズンはセンターを守ることも多く、ユーティリティとしても機能した。遊撃・鳥谷との息もぴったりだ。


2番打者の起用法は監督により異なる。
 野村克也氏はヤクルト監督当時、2番荒井ということが多かった。このときの1番は俊足の飯田。捕手出身の野村氏は「2番は左」とこだわりをみせる。
 その心は、1番で出塁した俊足選手を生かすためで、捕手は当然右より左打者の方がランナーが見にくく、送球もしずらいという。長年の捕手の経験から感じたことなのだろう。なるほど、一理ある。2番を左と考えると、阪神で当てはまるのはやはり、平野ぐらいしかいない。走れる1番は藤川柴田、大和あたりが適任か。
 そう考えると、1番赤星時の2番鳥谷、2番赤星時の3番金本というのも理にかなっている。走れる選手の次は「左」がかなり有用なようだ。

 また野村監督は別の時期、2番に土橋や宮本といった適任者がいながら、稲葉を置いたこともある。これには、出塁した飯田に気をとらせ、バッテリーの攻めをストレート偏重にさせる。そこでストレートに強い左の稲葉。これもまた、ID野球の真骨頂でもある。これを現在のタイガースに当てはめると、鳥谷が適任か。

 それが次の若松監督になって変わる。
1番に真中を置き、2番は宮本。真中は盗塁のほとんどない選手だが出塁率は高い選手。
当然采配は、送りバントに頼ることが多くなる。2001年優勝した年、真中は打率3割を超える成績を残し、宮本は犠打の記録を作った。若松監督は1番に走れる選手より確率の高い選手を置き、2番に送る選手を据える。
 送れる選手とは平野はもちろん、関本もいる。
 ここで出塁率の高い1番候補はマートンと鳥谷。足を考えるとやはり、鳥谷になる。
 

 古田監督の初年度はリグスを2番に置いた。これには、捕手にとって「初回にランナーが出てバントをしてくれると楽になる」という心理があるといい、捕手だった自分がやられて嫌なことから出てきた答えだそうだ。
 そういえば、ジャイアンツの小笠原も日ハム時代、2番を打っていた。なかなかユニークな考え方だと思う。
 これは、ピークを過ぎた金本当たりを起用しても面白いし、マートンなんかもありだろう。どう機能するか1度は見てみたい気もする。

 それと1番・核弾頭タイプの今岡、2番は足もあり犠打もできる赤星でつくる1・2番というのもオリジナル性にあふれていた。これは今岡が出塁できなくても、打率も出塁率も高い赤星が1番的役割を果たせる。そうなると当時3番の金本が2番。これは2番リグス・小笠原に通じるものがある。
 現在で考えると1番鳥谷かマートン、そして2番平野、3番マートンか鳥谷という2010年仕様と同じになる。

 ヤクルト・高田元監督も2番にはこだわりがあるという。2番にも1番と同じだけの足を求めている。これはビッグイニングを作りやすい傾向になる。いまの阪神では藤川、平野、柴田、大和、上本あたりが絡めば、こうしたうるさい1・2番が形成される。中日のアライバもここに値するのだろう。わたしの理想は実は、ここにある。

 平野は2010年、打撃開眼した感がある平野を外す理由はない。
 ただ、タイガースで1番、盗塁ができて走れるのは上本だと思う。
 1番セカンド上本、2番ライト平野というのもありか。
 これには上本の絶対的な成長が必要なので、実現は遠い将来になるだろう。
 となるとやはり、来シーズン思い描けるのは1番センター柴田、2番セカンド平野。だいぶうるさい1・2番が形成されそうだ。

 2年前の今ごろ、5年後のタイガースを思い描いたときに、1番センター柴田、2番セカンド上本を思い描いた。
 柴田の不運なけがで一昨年伸び悩みがあったし、昨シーズンは俊介の急成長(ひいき目な起用?)で追い抜かれた感じだった。俊介、柴田がいい意味でしのぎを削ってくれれば、柴田も打撃センスがあるだけに、さまざまな可能性が見えてくる。そして、今シーズン終盤、1軍で安打を連発した田上。うるさい1、2番の形成に向け、しのぎを削れるか。
 また、ドラフト1位の慶大・伊藤がどうレギュラー争いに加わるのか。大学時代の活躍を見ると、将来的には3番が適任の雰囲気がある。
  やはり、金本の起用法次第になってくるか。。。。やっぱり、金本、マートンの外野はきつい。。


 2番打者=バントというイメージがあったが、近年、多様な戦略により、位置付けが変わりつつある。
 選択するのは監督。
 はたして2012年シーズン、和田新監督はどんな攻撃を仕掛けることになるのか・・・・・・
 斬新な発想で、ファンに期待を抱かせるような戦いを期待したい。
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