2011年11月23日水曜日

『金満ジャイアンツ』─復活の気配

落合、川口、広沢、石井浩朗、ハウエル、マルティネス、工藤、江藤、清原、小久保、ローズ、小笠原、ペタジーニ、ラミレス、グライシンガー、クルーン、イスンヨプ、豊田、小林雅・・・・・・ジャイアンツがFAなどで獲得したビッグネームは数え切れない。
 しかもドラフト(逆指名当時も)も含めれば、古くは江川、桑田(?)、元木、上原、高橋由、阿部、オリックスを拒否した内海、日ハムとロッテを拒否した長野、ドラフト前にジャイアンツオンリーを強調した沢村、そして今回の菅野。。。

 ただ、理由や因果関係は明白ではないものの、金満補強とは裏腹にジャイアンツ人気は衰退。ほぼ130試合巨人戦が放送されていた時代は陰りを見せ、近年の民放では年間十数試合と、ほとんど放映されないまでに至ってしまった。



 ところが近年、清武氏就任以降の方針で自前の選手を数多く育成。坂本、松本、山口、東野らを代表格に、藤村らペナントレースの中でも頻繁に若手を登用した。そして、獲得したビッグネームと生え抜きを原監督がうまくまとめて、チームとしても機能。
 2007年からは3連覇も果たし、いつからか『育成の巨人』などとも呼ばれるようになった。

 『金満』『強奪』は最近、タイガースの代名詞にもなりつつあり、日本人の年俸が1位で優勝できないという時代が長く続いてしまっている。

 
ファンとしての理想はやはり、ドラフトで獲得した選手を育てること。そしてせめてスタメンの半分以上が自前で育成した選手であれば、この上のない喜びである。



その「育成の巨人」
清武氏の解任で球団の経営方針が大きく変わりそうな気配だ。
最近、数日のスポーツ紙では、村田や杉内にとどまらず、パリーグ最多勝のホールトンにまで触手を伸ばしているという。
しかも来年、ドラフトで菅野を獲得するのかどうか。父親が大の巨人ファンで、球団と比較的パイプの強い亜細亜大に所属している東浜との兼ね合いが興味深くはあるが、往時の巨大戦力を再び築きそうな感じだ。今の巨人の経営方針ならば1位東浜、2位菅野なんていうのもあるかもしれない。反面で、鶴岡捕手、サブロー、高橋信二が流出するものの、補って余りある大型補強となるだろう。

 こうした戦力補強はプラスに作用することもあるが、マイナスに作用することも多い。
 一流選手だけに個性も強く、組織として機能しなくなったり、投手の攻めが逆に簡単になるケースも多いようだ。また、若手も育ちにくい環境になるだろう。そして強さを維持していくためには、巨大な補強を重ねていかなくてはならなくなり、どこぞやの製紙会社の御曹司のように「穴埋めに穴埋めを重ねたマイナス」にもなりかねない。

いずれにしても、シーズンオフはタイガースの動きはもちろん、ジャイアンツの動向に目が離せなくなりそうだ。
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2 件のコメント:

  1. SHEN232011年11月25日 8:01

    いっぽさん

    今朝のスポーツ紙記事をざっと見ましたが、各紙村田はほぼ巨人で決まりのような論調ですね。巨人は支配下枠がまだまだ空いている(65以上でないと育成枠を使えない)ので、選手をまだまだ取りそうです。まあ菅野のように「巨人に是が非でも」という選手はこれから減っていくでしょうね(なくなることはないでしょうが)。高橋信二やサブローの動きをみているとそう思います。村田が入っても巨人には特に脅威を感じないですね。ラミレスの方が守備面のマイナスを入れても恐さがありました。巨人が脅威となるのは投手の補強に成功したときでしょう。

    中日もチーフスコアラー解雇をはじめスコアラーの人数を減らし、一球団一担当の落合体制は予想通りなくなりました。個人的には落合野球を支える胆の部分だと思っていたので(開幕前、落合氏はキャンプ初日から、他の11球団がどのように練習しているか、毎日情報が上がってきているとテレビで言っていました)、タイガースの対中日の苦手意識は払しょくされると思っています(対戦成績面はわかりませんが)。

    タイガースの補強に関しては、林投手がどうやら横浜入団となりそうで、このままいくと補強なしで終わることも考えられます。しかし考え方を変えれば、現時点で68人支配下登録(FAで結論の出ていない選手含む)していますので、左のセットアッパーのダークホース枠ザラテ(彼が一番支配下枠に近いと思います)をはじめ育成選手のモチベーションを考えると、現時点でも枠がなさすぎのように思います。補強のためにシーズン前に70人一杯まで枠を埋めることはないでしょうから、このままでも実質一人です。トライアウトが始まった今、もう遅きに失した感はありますが、人員整理をもう少しするべきだったと思います。個人的には補強なしでも致し方なしという思いになっています。関本新選手会長がどのように大きく流動のないメンバーの気持ちをまとめていくのか注目です。

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  2. SHEN23さん、おはようございます。
    巨人の枠はかなりあいているみたいですね。相当の選手を解雇したり育成に切り替えたり、退団者も続々出そうですし。果たしてどんな戦力を獲得することになるのか。杉内はどうなるでしょうね。

    中日の話、興味深いですね。
    チーム力が落ちて、落合の偉大さを再認識することになるのではないでしょうか。
    落合前監督は本を出しましたね。非常に興味があります。これまでは野村、岡田の考え方に賛同する部分が多かったのですが、「名監督」の指導力、ぜひ読んでみたいです。

    タイガースは68でしたか。最近ドラフト直後に、もういっぱいいっぱいという状況が続いていますね。個人批判になりますが、左腕の加藤らは、まったく存在意義を見出すことすらできません。

    ザラテも魅力的ですが、まだちょっと安心感がないというか、触れ込みが良すぎただけに、多少失望しています。若いのでこれらですよね。ジェフのような存在になってほしいなって思っています。
    ザラテのほか玉置、藤井宏もいますし、この辺のモチベーション維持が難しい課題になりますね。

    トライアウトでは元虎戦士が続々他球団入りを決めていますね。サジキも支配下登録しつつ、すぐ解雇とは、本当に球団経営が迷走している印象を受けます。阿部が復活することになれば、環境面の変化による精神面を差し置いても、どれだけタイガースの指導力がなかったかが浮き彫りになるでしょう。

    今後のストーブリーグは目が離せませんね。

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